会社を辞めよ、事業を始めよう。

こんにちは。Chili Bean’s代表のサイトウです。

個人にもマーケティングを」をモットーにした事業展開を目指しています。

今回はコラム第一回目と言うことで、まずは私サイトウがなぜ、会社を辞め、事業を立ち上げようと思ったかをお伝えしようと思います。稚拙で言葉足らずになってしまうかもしれませんがお付き合いいただければ幸いです。→ちなみにサイトウのプロフィールはこちらでご覧いただけます。

2019年2月ごろ、ふとこんなことを思っていました。

「もう株式会社の時代は終わるのでは。お金のあり方もきっと変わっていく。これからは個人の時代だ。国や会社に頼っていてはいけない、強く自分の足で立ち、人の役に立たなくては。」

stokpicによるPixabayからの画像

そしてそれから会社に辞める旨を伝え、2019年10月で10年以上続けた会社員生活に終止符を打ちました。

2018年の夏からアメリカの大学でMBAプログラムを受講していたので脱サラ後はいっそう勉強に集中しつつ、マーケティングのプランニングから実行やコンテンツ制作のお手伝い、海外メディア記事の翻訳などをしながら生活していました。もちろん会社員の時の収入よりは減りましたが、それでも自分で選んだ道であるということも手伝ってか、会社員だった頃のような会社に人生の秒針を合わせていく感覚は無く、むしろ楽しんで自由に学生気分を謳歌していました。

MBAの全課程がそろそろ修了。で、どうする??

ただ、MBAをスタートして2年の終わりが見え、卒業が近づいてくると次第に焦りも現れ始めます。「このままではMBAを卒業しても生かすべき仕事が無い…」「自分で事業を始めるとか大口叩いておいてなんだかんだで生きていけちゃってるけど、そのうち資金が減り、会社どころの騒ぎじゃなくなってバイトせざるを得ない状況になったらどうしよう。」

当初の私はこれまで自分が身を置いてきたマーケティングからは離れ、物を売る仕事がしたいと思っていました。物を作って海外に売るか、海外のものを輸入して売りたいと思っていたのです。というのも、せっかくアメリカのMBAを取って英語も頑張っているので、世界の人々とつながれるような仕事がしたかったからです。

そして実際ジェトロやミプロ、ジャイカなどのサイトを見たり本を読み込んだりしながら、貿易実務の勉強に手を出しかけていました。きちんとやればきっと儲けは出ると思っていましたが、起業の本を読み漁り、自分の得意分野や経験領域を鑑みれば鑑みるほど、自分がこれまで培ってきたことを生かす方が、より社会への役立ちレベルが高く、質の良いサービスを提供できるという当たり前の結論に戻ってきてしまったのです。なんといってもマーケティングはPCとスマホだけあればどこでも出来る仕事ですから。今年に入り、コロナの影響をほぼ受けずに仕事を請けることが出来たのも、マーケティングの仕事が在宅で出来てしまう職種だからです。

PexelsによるPixabayからの画像

コンサルではない!どうせやるなら個人や小規模な組織のサポート業務!

ただ、何度考えてみても、企業の「広告代理業」や「コンサル」という肩書きはどうもしっくりこない、という想いでした。自分の職種を表現しようとするとどうしても既存の職種で言うところの広告代理業務であり、マーケティングコンサルタントというのが分かりやすいのですが、私としてはもっとお客様と近い、対等な目線で、事業への熱い思いをぶつけてもらいながら、私も同じくらいの熱量で働きたいと言う思いが強くありました。

大企業になると大手総合代理店の方がスケールの点から言っても適切であることは反論しがたい事実です。逆に私が個人で自分の力とネットワークを駆使してやるからには、事業経営に近い立場の人、できればその人と直接か、なるべく承認レイヤーの少ない小規模な組織のお手伝いをしたい、その方が双方に利点があると思ったのです。対個人の方や小規模な組織の方が熱い思いやメッセージ、事業の現状について、より直接的に伺うことが出来ます。大きな組織の場合は、承認レイヤーが多すぎて決済がなかなかおりずに待ち時間が長くなってしまったり、担当者が会社の戦略やニーズをあまり理解していないばかりに方向性が定まらなかったり、さらには担当者に情熱そのものが無い、という場合だって少なくありません。少ないレイヤーで純度の高いニーズを知ることで、ロスを極力少なくしてプランを共に練り上げたり、問題点の検証にもっと時間をかけられます。何よりスピード感が全然ちがいます。

小さな組織にとって時間や効率ほど大切なものはありません。それは私にとっても同じです。そして時間や効率と同じくらい「純度の高い熱量」も大切だと思っています。

Kranich17によるPixabayからの画像

新たな船出を決めた人と情熱を持って働ける仲間になりたい。

というわけで色々と考えた結論として「マーケティング・サポーター」を名乗ることにしました。そして個人であると同時にコミュニティを大切にした「チーム・ワーカー」でもありたいと思っています。やはりあくまでも主役は事業主の方々であり、どこまで行っても私はサポートしか出来ないからです。ただし、みなさんが事業に持っていらっしゃる情熱と同じくらいの熱量でぶつかりたいと思います。これは私的な見解ですが、経営の中心にいればいるほど、その方の情熱やヴィジョンは経営の外にいる方、経営から遠く離れている社員の方より濃厚です。(中には「いいや!」と反論したい方もいらっしゃるかもしれません。あくまでこれまでの私の経験上の統計です。)そして繰り返しになりますが、大手企業にはやはり大手代理店が最適です。なので、私はまだ小規模だとしてもも大きな夢と希望に満ちた、新たな旅に出たばかりの方々と一緒にわくわくしながら、私の出来ることでその方々の支援をしたいと思います。

不安と期待が入り混じったワクワク感を共に共有し、共に成長していけるようなそんな関係性になれる方の支援が出来ることを心から楽しみにしています。

Follow me!